キャラバンのガソリンエンジンを活性化するためには、基本に忠実な吸排気チューニングが効果的です。近頃では吸気チューニングの定番となったスポーツフィルターへの交換ですが、実は間違った認識によるものも少なくありません。自然吸気エンジンのフィルターに求められる性能として欠かせない要件のひとつが、適度な吸入抵抗であることをご存知でしょうか。吸気管内ではスロットルが開いた状態でも吸気バルブの開閉による空気の脈動が発生します。シリンダー内に吸引されなかった混合気はバルブの直前に溜まり、その圧力が壁となって充填効率を低下させるのです。“ハイパーフローフィルター”は、充填効率の向上を最優先に開発した純正交換タイプの乾式エアフィルターです。キャラバン専用設計だからこそ実現できたエンジン出力向上と軽快なレスポンス、そして心地良い吸気音が操る者すべてに格別なドライブフィールを約束します。
◎自然吸気エンジンの吸入メカニズムを物理的に解明!
有効な吸入抵抗を保てないフィルターでは、サクション内に十分な負圧を発生させることが不可能。その結果、吸気に一定の流速を維持することができず、広い回転域でレスポンスの悪化を招く要因に。
◎最適な吸入抵抗がもたらす、圧倒的な吸入空気量!
特殊積層構造の繊維フィルターの採用により、チューニング理論に基づく最適な吸入抵抗を維持しつつ吸入面積を限界まで拡大。
《インハレーションコントロールデバイスとは?》
キャラバンの特徴でもある運転席ピラー部分の吸気ダクト。これは深い水溜りや未舗装路を走行した際に、水や砂埃の吸い込みを防止する目的で設けられています。しかし、日本の道路事情においては不要な装備ともいえるでしょう。そこで、ピラー部分の吸気ダクトを「クロージングパネル」でふさぎ、代わりにクリーナーボックスカバー側面に複数のスリットを新設。レイアウトを大胆に変更することで吸入効率の向上を試みたところ、狙いはズバリ的中し、まるで排気音かと疑うほどの豪快な吸気サウンドと、想定を上回るエンジンレスポンスを生み出すことに成功しました。
車種 | 適合型式 |
---|---|
キャラバン | E26 |
※ガソリンエンジン専用 |