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ジオメトリー補正について(ロールセンター編)

ロールセンターってなに?

ロールセンターとは、車体がロールする際の支点となる仮想の瞬間中心点です。音楽用具のメトロノームを思い浮かべてください。振り子のおもりを上下に動かすとテンポが変わります。これを自動車に置き換えると、おもりが車体の重心、振り子の支点がロールセンターにあたります。ロールセンターの位置は、サスペンションの3つの関節点とタイヤの接地点から求めることができます。

ロールセンターとは、車体がロールする際に支点となる仮想の瞬間中心点です。

ローダウンとロールセンターの関係は?

ローダウンすると車体の重心が下がり、まるでレーシングカーのように運動性能が向上するのではないかと誤解されがちですが、実際はまったく逆の作用が働きます。自動車のサスペンションは標準車高をもとに設計されています。そのため、ローダウンによってアーム角度や関節点に狂いが生じると、ロールセンターが重心の変化量以上に大きく下がり、結果的に重心から遠ざかってしまうことになります。
ローダウンによってアーム角度や関節点に狂いが生じることで、重心の変化量以上にロールセンターが大きく下がる結果となります。

ローダウンによってアーム角度や関節点に狂いが生じることで、重心の変化量以上にロールセンターが大きく下がる結果となります。

ロールセンターが狂うとどうなる?

ロールセンターの狂いは、物理的法則をはじめとする諸々のモーメントにまで悪影響を及ぼし、それによって不快な乗り心地、直進安定性不良、ステアリングレスポンスの悪化、メカニカルグリップの低下、ロール量の増加など、さまざまな弊害をもたらす要因となります。